私たちの立つところ
駒形神社
ハヤチネンダの埋葬プロジェクト「いのちを還す森」の事業主体である、宗教法人駒形神社は、私たちの「いのちを還す森」から最も近い場所に鎮座する神社です。
その名の通り、荒川駒形神社は、馬産地遠野を代表する神社のひとつであり、中世この地を統治した阿曽沼氏の家臣であった佐々木氏が馬産の神を祭ったことに始まるとされます。参詣の帰りに笹を手洗い鉢の水に浸して牛や馬に食べさせると病気にならないといわれました。近代になって馬や牛が減ってからも地域の祭りを伝え、「荒川のお駒さま」と呼ばれて、人びとから親しまれています。
荒川駒形神社は、遠野市による遠野遺産56号として、また、文化庁による重要文化的景観にも選定される貴重な文化遺産です。奥宮、本宮、里宮があり、本宮に祀られる樹齢500年とも600年ともいわれる杉の大樹は、遠野の一つのシンボルとして、訪れる人びとの崇敬を集めています。
例大祭
毎年、旧暦の4月8日(5月中旬)には五穀豊穣を祈って例大祭が行われます。奥宮から本宮まで神様を金幣に乗せて運ぶのはクイーンズメドウの馬たちです。