たよりとお知らせ

【終了】西村佳哲さんの『インタビューのワークショップ|初夏の遠野編』3泊4日(2022年6月2日〜5日、2022年6月6日〜9日)

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2022年4月12日 ステュディオス

ハヤチネンダとご縁をいただいているディレクターのみなさんが主催するStudious(ステュディオス)の公開プログラム ・第一弾の募集が開始されました。以下、西村佳哲さんからのご案内をそのまま転載します。


久しぶりに、滞在型の「インタビューのワークショップ」をひらきます。場所は遠野のクイーンズメドゥ・カントリーハウス。小人数の3泊4日を、別日程で2グループ。

インタビューのワークショップ

このワークショップは私(西村佳哲)が、以前ひらいていた働き方や仕事のワークショップを「やめた方がいいな」と思った10年と少し前くらい、入れ替わるように始まったプログラムで、京都精華大の市民講座が最初でした。

その後年に2〜3回、数日間の合宿版をひらくようになり、一年ほど前からオンライン版も始めて、つまりまだやめる気がしていないワークショップですね。

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ここでいうワークショップは、「出来上がりがあらかじめ決まっていない、相互作用性の高い試みの場」という認識です。(対極にあたる「ファクトリー」は、あらかじめ出来上がりが決まっている。それが悪いとは言わないが、面白くない)

「きく」という感性や技術をめぐって、その解体と再構築を試みます。相手の話を「きく」ってどんなことなのか。出来る限り解像度を上げてみたい。そして「きく」人がいると「はなす」ことはどう変わるのか、具体的な経験を重ねてみたい。

結果的に、それぞれの「きく」と「はなす」の両方に触れることになるな…といつも思う。私自身も、集まった方々と辿るプロセスを一緒に楽しみます。どうぞお集まりください。

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Aグループ:
2022年6月2日(木)〜5日(日)
Bグループ:
2022年6月6日(月)〜9日(木)

募集人数:各6名
参加費:74,000円
宿泊費(食費込):39,500円
場所:クイーンズメドゥ・カントリーハウス(岩手県 遠野)

*2人1部屋での宿泊です。(感染対策は後述)
*お申込み受付後、「参加費」はリビングワールドの口座に、「宿泊費」はクイーンズメドゥを運営するノースの口座にそれぞれ事前にお振り込みいだきます
*このほか、遠野駅〜クイーンズメドゥのタクシー代(往復・乗合い、現地精算)が3,700円程度かかります

初日の集合: JR遠野駅改札前 13:04(はまゆり3号の到着時)
最終日の解散: 同上 12:00頃(12:17発のはまゆり4号に間に合う時間)
 

コロナ感染対策:
・直前にPCR検査を受け、その時点での陰性を確認のうえ参加していただきます(無料検査情報は各自治体にご確認ください。抗原検査は、精度が低いので対象外とします)
・もし陽性の結果が出て直前に参加出来なくなった場合、参加費や宿泊費は返金します(証明書が必要になります)
・滞在中、屋内ではマスク着用でプログラムを進めます。(睡眠時を含む。食事中は黙食)

最初の緊急事態宣言から2年経って感染への認識・身構えも揃ってきていると思い、合宿プログラムを再開します。ただし人数を絞って、注意深く進めたいと考えています。いい季節なので、天気次第で屋外も使います。

 

参加希望の方は、Googleフォーム「インタビューのワクーショップ|初夏の遠野編」から申込情報を送ってください。

 

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クイーンズメドゥ・カントリーハウス

『ひとの居場所をつくる』(筑摩書房・2013年出版)の執筆を通じて、私は田瀬理夫さんというランドスケープデザイナーと出会い、彼が仲間たちと20年ほど前から拓き育ててきた、この場所に出会いました。

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訪れるたび、「森や傾斜地はこう拓けばいいのか」「道はこうつくればいいのか」「こんなふうに窓で景色を切り取るんだな」と学びます。自然の中にひとの場所をつくる、実寸大の物差しのようだなと思う。

ここには馬がいます。乗馬用でもセラピー用でも、使役動物でもペットでもない、同じ時間を一緒に生きている存在として。この不思議な立ち位置は、クイーンズメドゥに行くとなんとなく腑に落ちるんじゃないか。

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馬の受容性というかコミュニケーションの特性には、この4日間を通じて味わう「きく」に通じるものがある。このワークショップをこの場所で出来るのは最高だなと思っています。

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2011年、初めてクイーンズメドゥに立ち寄ったときの一枚

 

2017年の告知文より(部分抜粋)

人は「話して」いるようで、実は「うたって」いると思う。
多くの人は、その歌詞の方に気をとられている。

うたにはメロディがあるし、さらに、その日のうたいっぷりがある。
内容は昔話や18番エピソードだったとしても、「うたい方」には、いまこの瞬間の、いちばんあたらしい本人がいる。

そこで出会ってゆくと、別々の人生を辿っていた二人が、〝いま一緒にいる〟ことが可能になる。これは小さな冒険のようだなと思う。

クイーンズメドゥ・カントリーハウス

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