【開催レポート】2025年12月の「森入リ」は子供も参加してにぎやかに。 森のバイオネストを整えたり、木の橋をかけたり!
2025年最後の森入リ。
まずは、うっすらと雪がおおった森の散策からスタートです。
シカの足跡、木の枝に残ったヘビの皮、落ち葉の間から顔を出しているツチグリ(ホコリタケの仲間)など。この季節ならではの生き物の気配を感じながら、みんなで森に関われそうな場所を探し、翌日以降の作業内容について話し合います。




日暮れが早いため16時前にはクイーンズメドウへ戻り、冷えた体を温めながら夕食の準備を。冬の長い夜は、暖炉の火を眺めたり、翌日のクロモジ茶をみんなで仕込んだりして過ごす、ゆったりとしたよい時間です。


2日目は、1DAY参加の方も合流してクイーンズメドウの馬事からスタート。今回は試験的にお子さんの参加者も招き、大所帯での森入リでした。
テラスに着くと、冠雪した早池峰にむかって子供たちが大きな声で「やっほー!!」と挨拶。参加者の手づくりの差し入れスコーン(これが美味しいんだ…!)とみんなで仕込んだクロモジ茶でコビル(おやつ)をしてから、森の作業へ入ります。






森入リ案内人の勇介さんから、道具の使い方を丁寧にレクチャーしてもらい、みんなでテラスのまわりの混んできている灌木(かんぼく)に関わりました。
まずは、枯れていたり触ると折れたりする枝を集めます。そして、同じ場所からたくさん芽吹いてしまっているものは、よく観察しながら少しずつ間引いてみます。
この作業は毎回「どう関わるのがよいのだろう」と、とても悩むのですよね。自然の形はみんな違うので正解のない作業。近くの人に「〇〇さんならば、どうする?」と相談しながら、最終的には自然を信じてハサミやノコギリを入れていきます。
集まった木の枝は、森の小道のバイオネストへ。命をいただくことは、命を繋げることにもなる。そんなことが実感とともに心身へ染み込んでいく時間です。
実際に作業をしたのは小1時間でしたが、「それだけでも景色が変わったね」と話しながらクイーンズメドウへもどり、前日から仕込んでおいたカレーをいただき休憩タイムへ。


午後は、墓域のまわりのササを地際(じぎわ)でカットする作業からスタートしました。
数十年から百年以上も生きるササは、その生涯で一度だけ開花し、その後枯れてしまうという不思議な植物です。ハヤチネンダのフィールドでも、地下茎で繋がっているササたちが数年前に一気に枯れました。
林床を覆っていたササが枯れたあとは、これまで眠っていた他の植物が育つ貴重な機会なので、ここ数年は枯れたササに選択的に関わってみています。ササたちが役割を終えた景色の先に、どんな生き物たちが舞い込んでくるのかを観察しながら。
ちょっとした作業ではあるものの、景色が変わり、人が景色に愛着を持つきっかけになることのある作業です。


集めたササをバイオネストに差し込み、次の作業へ。
エントランスのエリアは、林道が大きくカーブしていること、谷線となっていることから、勢いよく流れた水が落ち葉や土を運び、側溝が詰まりがちです。初夏に一度掃除をしたのですが、今回も少しだけ側溝のお掃除を行いました。
そして、側溝から出てきた腐葉土と、勇介さんが玉切りしてくれたスギを使い、テラス側入り口の土橋を拡張しました。法面の傾斜を少し緩やかにすることで土が流されにくくなり、植物の生息できる環境がつくられていくことを目指しながら作業を進めます。


夕食は、(なんと!)気仙沼からの参加者がマグロを差し入れてくれたので、とても贅沢な夕食となりました。
海のお仕事をされている方がさっと捌いてくれる姿に、みんな惚れ惚れ。キッチンカウンターがお鮨屋さんのような景色になりました。(笑)
1DAY参加のみなさまがお帰りになった後は、翌日のクロモジ茶の仕込みをしながら和気あいあいと過ごします。
最終日はポカポカ陽気の小春日和でした。この日は仕舞い仕事を。側溝の土と丸太で広げた入り口が少しでも流れないようにホウ葉でカバーをして、早池峰にご挨拶。
コビルは、会員の方が焼いてきてくれた絶品バナナケーキをいただきましたよ♫美味しいコビルとあたたかさで、気づいたらみんな森に寝転んでいました。


今回もクイーンズメドウへ戻り、恒例の馬たちとの時間を。森の中で馬たちのグルーミングをゆっくりとして、一緒に森を歩く豊かなひと時です。
最後の昼食、シカ肉のラグーソースのパスタをいただき、今年の森入リは終了。とても充実した3日間でした。




次回も第3金曜日から、1/16〜18の2泊3日で開催。宿泊は満室となりましたが、17日土曜日は1DAY参加を受け付けています。ぜひご参加ください!








