たよりとお知らせ

[登壇します] 終わりの再考ウィーク - 個や群れにとっての終わりや死生観と向き合う1週間

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2021年2月18日 お知らせ

大変魅力的な1周間のセッションがはじまります。ステュディオスのディレクターを引き受けてくださった小林泰紘さんにお誘いいただき、ハヤチネンダの代表理事・今井航大朗もトークセッションに参加させていただくことになりました。以下ご案内を転載します。

参加お申し込み:https://owari-no-saiko.peatix.com/


共同体や社会にとって、「終わり」や「死」はどのような意味を持つのだろうか。


そんな問いかけと共にスタートした「終わりの再考」プロジェクト。

2019年の100人カイギサミットでのセッションを皮切りに、2020年4月からはFacebook Liveにて様々なゲストをお招きしたランチトークセッションを開催し、延べ1万回を越えて視聴いただくなど多くの反響をいただきました。

2020年は、COVID-19により世界の状況は一変し、個人の暮らしや人類の社会・経済にもたくさんの変化が訪れ、「死」や「終わり」というものと多くの人が向き合わざるを得ない1年だったのではないでしょうか。一方で、「終わり」や「死」は、誰もが生きていく上で抱きかかえながらも、日常からは離れた特別なもの・語るべきではないもの・後ろ向きなものと捉えられることの多いテーマでもあるように思います。

今回の「終わりの再考ウィーク」は、こうした時代の大きな転換点だからこそ、それぞれが自分にとっての終わりや死生観、あるいは組織や群れ、社会にとっての終わりとはじまりに考えをめぐらせ、そこから生命や生きることについて逆照射していくような1週間として企画されました。

これまでも生物学や森の生態系、ミッション型の組織づくりやトランジッション、仏教思想、地域に根付くお盆などの文化習俗、まちや社会に愛され続ける老舗企業の経営観など様々な視点から終わりや死と向き合ってきましたが、今回はその総集編として、「日本に根付く死生観・文化習俗」「死といのちをめぐる物語」「ポスト資本主義におけるビジネスの役割」「生と死をめぐるテクノロジー」などのテーマから多彩なゲストと共に探求を深めていきます。

個人や共同体にとっての終わりや死というものに様々な観点から想いをめぐらせてみたい。
COVID-19を体験したこの世界では何が終わり、何が生まれようとしているのか向き合ってみたい。
セッションのテーマが気になる。よくわからないけどなんだかのぞいてみたい。
そんな方のご参加をお待ちしています。

ーーーーーーーーーーーーーーイベント概要ーーーーーーーーーーーーーーーー


■日程:2/21(日)〜2/27(土)

■会場:オンライン
※期間中はセッションの他にも、SNS(FacebookやClubhouseなど)での参加者グループがオープンします

■参加費

一般チケット 1000円
お気持ちチケット 2000円
お気持ちチケット 3000円
学生チケット 無料


※リアルタイムでのご参加を推奨しますが、ご参加できない場合でも後日期間限定のアーカイブ映像が視聴可能です。

■セッションスケジュール ※随時更新

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[2月21日(日)13:30~14:45]

オープニングセッション:COVID-19が与えてくれた終わりとはじまり
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COVID-19により世界の状況が一変した2020年。地球からのサインとも言えるこの事態に、私たちはどのようなメッセージを受け取り、前に進むことができるのだろうか、何が終わり、何が始まろうとしているのだろうか。暮らし、経済、社会格差、働き方、芸術、死生観、自然との関わり方など、これまでのセッションも振り返りながら「終わりの再考ウィーク」をはじめていくための足掛かりをゲストと共に探っていきます。

<ゲスト>
・三木 貴穂(株式会社ベネッセホールディングス)
・宮内 俊樹(ディップ株式会社)
・小澤いぶき(認定NPO法人PIECES)

<モデレーター>
・高嶋 大介(100人カイギ)
・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)

<グレフィックレコーダー>

・石川愛

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[2月24日(水)19:00 - 20:15]

特別トーク・仏教は死や終わりとどのように向き合ってきたのか
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仏教は死や死者供養、異界とのつながりについてどのように考えてきたのでしょうか。
本セッションでは、高野山真言宗高福院の川島さんをお招きし、仏教哲学における死生観に迫ります。

<ゲスト>
・川島俊之(高野山真言宗高福院 副住職)

<モデレーター>
・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)


<グレフィックレコーダー>
・石川愛

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[2月27日(土) 13:30 - 14:30]
セッションA:日本の地域共同体に根付く死生観と実感

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お盆やお彼岸をはじめ、日本には古くから死者や先祖供養の習俗が根付いています。
本セッションでは、遠野物語やお盆研究など岩手・遠野に根付く死生観や地域文化を探求する富川岳さん、お遍路文化の根付く讃岐で生まれ現在は岐阜・郡上を拠点に民謡の採集や郷土史の伝承、白山信仰の研究に取り組む井上博斗さん、そして妖怪をテーマに絵本作家として活躍される加藤志異さんをゲストにお迎えし、それぞれの風土や共同体に息づく死生観や異界とのつながりの実感を解きほぐしながら、現代社会における生や共同体感覚と向き合っていきます。

<ゲスト> 
・冨川岳(株式会社 富川屋 / to know 代表 )
・井上博斗(唄い手・トランスナビゲーター)
・加藤志異(妖怪絵本作家)

<モデレーター>
・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)

<グレフィックレコーダー>
・甲斐 千晴

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[2月27日(土)14:40 - 15:25 ]

セッションB:死をめぐる物語を紡ぎなおす~わたしとわたしたちのいのち~
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2020年5月、米国・ワシントン州では「人間の遺体の堆肥化」を認める全米初の法案が施行され、死後の遺体を土に還していく「堆肥葬」が死に方の選択肢に加わりました。また、オランダでは、菌を使った生きた棺桶が開発され、人の遺体の堆肥化を通じて周りの土の性質を改善し、新しい生命が繁栄する機会を生み出そうとしているのだと言います。

日本では多くの場合遺体は火葬され、残った骨は墓に納められるのが一般的ですが、どのように死んでいくかという「死に方」を考えていくことは、生命の循環の中でいのちを生きる物語と向き合うことでもあります。本セッションでは、身体や農業、馬や自然など多様な切り口から生命と向き合うゲストをお招きし、死に方や身体、葬送のあり方を糸口にしながらいのちや死をめぐる物語に迫ります。

<ゲスト>
・小笠原 和葉(ボディーワーカー / 一般社団法人 OurDynamics 代表理事)
・斉藤 はるか(はる農園 / LGBT百姓)
・今井航大朗(一般財団法人ハヤチネンダ代表理事) 

<モデレーター>
・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)

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[2月27日(土)15:35~16:20]
セッションC:ポスト資本主義時代のビジネスの役割とは -共同幻想の終わりとはじまり-

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COVID-19を一つの契機に、近現代産業社会システムの限界が様々なところで露呈してきています。WEFのダボス会議のテーマ「グレート・リセット」と定められるなど、世界中で経済・社会システムの基盤の再構築が模索されています。

資本主義や貨幣経済、株主の在り方などこれまでの共同幻想や社会システムの前提が限界を迎えている中、いかにして健全な撤退や移行、新たな役割をデザインしていくことができるのでしょうか。「自律分散・循環経済・繋がり」をキーワードに持続可能な社会システムづくりに向けて活動されている武井さん、京都で80年以上続くウエダ本社社長であり京都流議定書などを仕掛けてこられた岡村さんと共に探ります。

<ゲスト>
・武井 浩三(社会活動家 / 社会システムデザイナー)
・岡村 充泰(株式会社ウエダ本社)

<モデレーター>
・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)

<グレフィックレコーダー>
・ヤマダ マナミ

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[2月27日(土)16:30~17:15]
セッションD:生命とテクノロジー - 生と死のあいだ -

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死や生命といったテーマにこれからテクノロジーはどのように絡み合っていくのでしょうか。
本セッションでは、人工冬眠研究を通じて生き物にとっての生や死を探究される理化学研究所の砂川 玄志郎さん、AI×バイオテクノロジーのヒューマノーム研究所などにも関わるリバネスCTOの井上 浄さん、メディアアート×サイエンスをテーマに活動される一般社団法人Whole Universeの塚田 有那さんをゲストにお迎えし、「生と死のあいだ」をキーワードに生命とテクノロジーの交わりを探ります。

<ゲスト>
・砂川 玄志郎(理化学研究所 / 小児科医)
・塚田 有那(一般社団法人Whole Universe)
・井上 浄(株式会社リバネス)

<モデレーター>
・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)
<グレフィックレコーダー>
・甲斐 千晴

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[2月27日(土)17:15~17:30]クロージングセッション
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・小林泰紘(一般社団法人 Ecological Memes)
・高嶋 大介(株式会社 INTO THE FABRIC)


豪華なゲストのご紹介と、参加お申し込みはこちらから。

https://owari-no-saiko.peatix.com/

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