【募集中】「<いのち>に対する想像力、ケアを考える」川地真史さん/2025年6月6日(金)オンライン

半年ぶりの開催となるオンラインでのンダ部。今回は「ケア」について考えていきます。このテーマについては、さまざまな角度から何回か扱いたいのですが、その第一回目として。今回ご一緒いただくのはDeep Care Labという一般社団を設立された川地真史(かわち・まさふみ)さんです。
イベントへのお申込みはこちら(Peatix)
https://ndabu-onweb-25.peatix.com
川地さんたちは「さまざまないのちの網の目のほつれをどう結び直していくか」ということを大切に活動されています。そして、その中心には「ケア」があります。なかなか他の言葉で表現しにくい「ケア」ですが、彼らと話していると、「ケア」は「相互に想像力を持つこと」なのだと感じます。相互とは、あなたと私でもあり、森と人でもある。同時に、死者と生者でもあり、全と個でもある。そして、ケアとは「しながら(同時に)されていくもの」であるとも気づきます。
産むこと、生きること、死ぬこと ー 川地さんたちのイベントを通じて
川地さんたちは、活動の中でユニークなイベントをいくつか開催されていて、その中のひとつに「産む」をテーマに一人ひとりが「どう生きて・どう死ぬか」を考えるイベントがあります。
産まみ(む)めも ”「産む」は個人的であると同時に、とても公共的なことがらです。”

人に限らず<いのち>というものは、自分だけでは生まれてこれないし、死んだ後のお世話を(分解も含めて)誰かに託さなくてはならない。哲学者、内山節さんは「関係性の中に<いのち>がある」とおっしゃっていますが、<いのち>そのものが、関係性がないと生も死もないのだと改めて考えさせられます。
ンダ部当日は、「産まみ(む)めも」含めて、川地さんたちが今まで手がけてきたイベントの中での出来事を題材にさせていただき、<いのち>に対する想像力を改めて探っていきます。
近い距離と遠い距離の視点を持つこと
川地さんとお話ししていると「ケア」の話が転じて「距離」の話題へ。先日の打合せでは、「魚屋さん」と「海」の関係についての話が出ました。
つまり、暮らしから少し遠い存在=海に対して、補助線的にそこまでの想像力を持たせてくれる存在=魚屋さん、がある。ハヤチネンダで言えば、少し遠い存在になってしまった自然に対して、二つの補助線的なポイントを打っている。マチでの活動としての「七日茶会」、その少し先にヤマでの活動「森入リ」があり、更にその先に早池峰という存在がある。
そんな風に、色々な存在への想像力を働かせるには、それぞれの暮らしの中で具体的な身体感覚を持ちながら、出会い直す機会が必要になってきています。現代を生きる私たちが、これからの暮らしでどのように<いのち>に対する想像力を育むことができるか、当日はそういった問いについて、川地さんと言葉を重ねていければと思います。どうぞお楽しみに。
Deep Care Labさんは、私たちがハヤチネンダを立ち上げて間もなく「話を聞きたいのですが」と連絡をくださった方々。その時のインタビューを『WONDER』というマガジンで記事にしてくださいました。ご興味ある方はこちらもご覧ください。
自分のいのちが仕え還る場所 ・遠野から生命観を再生する〜|インタビュー: ハヤチネンダ 今井航大朗さん 赤池円さん
(WONDER by Deep Care Lab)
ハヤチネンダのンダ部onWEB #25
<いのち>に対する想像力、ケアを考える
案内人:川地真史(かわち・まさふみ)さん
(一般社団法人Deep Care Lab 代表/公共とデザイン 共同代表)
日 時 :2025年6月6日(金)19:00~20:30
*本編終了後21:00まで放課後倶楽部があります
(少し気軽な感じで川地さんや参加者と対話する時間を)
場 所 :オンライン(Zoomを予定)
*お申込みいただいた方へイベント開催から1週間程度で
見逃し配信のURLが限定公開されます
参加費 :1,500円
2,000円(ご参加+応援)
3,000円(ご参加++応援)
*ハヤチネ山ノ上倶楽部の方はご招待します
*ンダ部の方には割引があります
*どちらもお申込みいただいた方へメールにてご案内する
割引コードをご利用ください
お申込み:Peatixのイベントページからお申込みください
参加方法:お申込みいただいた方へ視聴URLをご案内いたします
*視聴URLはイベント当日にPeatixのメッセージにてお送りいたします
イベントへのお申込みはこちら(Peatix)
https://ndabu-onweb-25.peatix.com

案内人プロフィール
川地真史(かわち・まさふみ)さん
一般社団法人Deep Care Lab 代表/公共とデザイン 共同代表。Aalto大学CoDesign修士課程卒。web系事業会社、デザインコンサルティングを経て独立。その後フィンランドにて行政との協働や持続可能性へ向けたプロジェクトを行う。
ワークショップやツールデザイン、共創プロセスを活かし、"他者関係からわたしをつくる"ことをテーマに、わたしを超えた他者とともに生きるための想像力をはぐくむ思索・実践をすすめる。