たよりとお知らせ

【終了】「いのちと暦<夏>」ンダ部 on WEB 第3回 高月美樹さん×須藤章さん/2021年6月15日オンライン

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2021年5月24日 「ンダ部」お知らせ

「いのちと暦<夏>」

6月は<いのち>と暦の話。ちょうど一年の真ん中、夏至が近づく時節は暦をテーマに<いのち>のめぐりについて考えます。暦とは、本来自然の営みを理解するために編まれた暗号のようなものです。特に日本で旧暦とよばれる太陰太陽暦は月と太陽の動きをほぼ正確に伝えるもので、人々が季節を読み、暮らしや仕事を運ぶのを助けてきました。すべての仕事は自然との兼ね合いにあったから、その摂理をより深く知り、また味わおうとしたのが日本の暦だと思います。

明治6年(1873年)、政府によって近代化の名の下、グレゴリオ暦(西暦)が採用され今に至りますが、世界標準時間を手に入れた一方、旧暦を使わなくなったことで、私たちの自然を読む力は大きく退化してしまったのではないでしょうか。

ゲストには、今年18年目を迎えてますます人気!『和暦日々是好日』を世に送り出し続けている和暦研究家の高月美樹さんと、「すどう農園」で自然農を営み、「さとやま農学校」を主宰する須藤章さんをお招きします。須藤さんは、相模湖で野菜やハーブの自然栽培を行う農園をひらき、里山ぐらしの知恵と楽しさを伝える農家。須藤さんの<自然>の営みをみつめる眼差しと考察の深さ、その膨大な知識量にいつも驚嘆させられます。

旧暦は「農暦」と呼ばれることもあります。お二人を迎えては、農的な暮らしと暦、いのちの時間軸について、みなさんと一緒に考えをめぐらしたいと思います。ぜひご参加ください。

五感を使って命のつながりを発見する
『和暦日々是好日』には、植物、動物、行事、ことばの由来、環境に関する最新情報など多岐に渡ったコラムが掲載されています。
月と太陽のリズムをダイレクトに味わえる自然の時間軸
『和暦日々是好日』の暦ページは、新月からはじまり〜上弦、上弦〜満月、満月〜下弦、そして最後の見開きは下弦〜晦日(みそか)と続くように編まれています。和暦本来の季節感を味わってほしいという心配りが嬉しい。
畑に見えない自然な佇まいのすどう農園
爽やかなカモミールの香りに誘われます。蝶、蜂、ハナムグリ、幼虫たち、、花の数だけ多様な虫たちが初夏を謳歌中。


日 時:2021年6月15日・火曜日・19:00〜20:30(終了後21:00までの放課後部活を予定)
場 所:オンライン(Zoomを予定)※見逃し配信あります
参加費:無料(ご招待 学生の方・山ノ上倶楽部会員)
     1,000円(ご参加)
     2,000円(ご参加+応援)
     3,000円(ご参加++応援)
申込み:Peatixのイベントページからお申込みください
参加方法:申し込み頂いた方へ当日の午前中に視聴URLをご案内いたします


イベントへのお申込みはこちら(Peatix)
https://ndabu-onweb-03.peatix.com/


登壇者プロフィール

高月美樹(たかつき みき)
LUNAWORKS代表。和暦研究家。見て、読んで、感じる手帳『和暦日々是好日』を制作、発行(2003〜)。パラダイム・シフトをテーマに自然の一部として生きる未来の生き方を提案している。『婦人画報付録、和ダイアリー』(ハースト婦人画報社)、『にっぽんの七十二候』(エイ出版) 『いやしの七十にゃ候』(KADOKAWA)『まいにち暦生活』(ナツメ社)『365日にっぽんのいろ図鑑』(玄光社)ほか監修。『月刊マクロビオティック』、WEB暦生活・七十二侯連載、NHKオンライン講座、日本CI協会講師。

LUNAWORKS|月と暮らす旧暦手帳 「和暦日々是好日」
『365日にっぽんのいろ図鑑』

須藤章(すどうあきら)すどう農園代表 「さとやま農学校」主宰
1984年千葉大学園芸学部園芸学科卒。在学中に「有機農業」に出会い、NGO スタッフとしてアジアの農業支援に携わるなかで「自給的農業」に惹かれるようになる。NGOを辞めて埼玉県小川町で有機農業研修生として過ごした後は、天然酵母パンの草分け「ルヴァン」で働き、石窯のパン屋を神奈川県の旧藤野町で開設。宮古島ぐらしの2年間を経て相模湖に戻り「すどう農園」を設立する。
これまでの紆余曲折、多様な経験を活かして、都会の人たちに里山の多様性の豊かさや愉しさを伝えていきたいとの想いから、「さとやま農学校」や「講座・火と暮らす」「街で自然農」などを開講中。

www.sudofarm.net
インスタグラム(すどう農園) sudo_farm
フェイスブック(すどう農園) https://www.facebook.com/Madovege/
フェイスブック (須藤 章) facebook.com/akira.sudo.37

<以下須藤さんより全文>
1984年に千葉大学園芸学部園芸学科を卒業。専攻は育種学。
その一方で旅が好で、主にアジア各地の農村を旅しました。

今のような「在来種」という言葉がほとんど知られていない時代でしたが、内外の農村を巡る中で、伝統的な野菜や植物の遺伝資源が失われつつある様子を見ました。山奥の村に行っても、化学調味料や日本の種苗会社の種子が売られている様子は、なかなかショックだったわけです。大学の授業とは別に国内の農家で教わりながら、農薬も化学肥料も使わない「有機農業」を知り、将来をどうしたものかと迷いました。農家でない人間が就農できる余地は、今以上に狭かった時代です。海外とのつながりも深めたいとあれこれ悩みながら、卒業後は海外協力団体(NGO)のスタッフとして農業協力に携わりながら自給的農業へ惹かれていくのでした。

アジアの農村で自立を目指す人たちと東京の生活の往復は、やはり東京の自分の暮らしに矛盾ばかりが感じられて「他人の国のお手伝いよりもまず自分が自立しないと」という想いが日に日に強くなり、かなり自分自身が厳しい精神常態に追い込まれました。これは決して愉しい経験ではありませんでしたが、この時間は意味のある経験だったと思います。やはり人は、苦しいことも経て、そこを抜け出たところに、ひとつ新しい境地にたどり着けるのではないでしょうか。

その後は都会の仕事を辞めて埼玉県小川町での有機農業研修のお世話になりました。さらにそこから天然酵母パンの草分け「ルヴァン」を経て、石窯のパン屋を神奈川県の旧藤野町で開設。ここでようやく、自分が世界とつながることができた。そういう実感を得たのです。いま振り返れば、それまでの道筋にはすべて意味があります。無駄な時間はなかったといえます。宮古島ぐらしの2年間を経て相模湖に戻り「すどう農園」を設立。

ここまでの道のりは紆余曲折、枝分かれ、迷い道でした。それは今も続いています。そんなこんなを含めて受け入れてくれる里山をありがたく思います。これまでの色々な経験を活かして、都会の人たちに里山の多様性の豊かさや愉しさを伝えていきたいとの想いから今は「さとやま農学校」や「講座・火と暮らす」「街で自然農」などの講座を中心にしています。

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