【募集中】「新たな弔いの形とアートの力——日本のグリーフケアの展開のなかで」島薗進さん/2024年11月4日(月・休)オンライン
【時間が変更になります】やむを得ない事情により、誠に勝手ながら開始を13時に変更させていただくことになりました。ご注意ください。大変申し訳ありません。
11月の「ンダ部」は、日本を代表する宗教学の研究者である島薗進先生をお迎えいたします。
イベントへのお申込みはこちら(Peatix)
https://ndabu-onweb-22.peatix.com/
日本の宗教史、宗教理論、死生学など、宗教を中心に幅広い研究をされていらっしゃる島薗先生は、長く「上智大学グリーフケア研究所」の所長も兼任されていらっしゃいました。
ハヤチネンダのンダ部では、2022年の4月と10月に、研究所の非常勤講師でいらした入江杏さんを案内人にお招きして、「わたしからはじまる——悲しみを物語るということグリーフケアのある日常」と題するお話をしていただきました。
私たちは、ここではじめて「グリーフケア」について学び、喪失からの悲嘆に暮れている人を支える活動があることを知りました。
島薗先生は、入江さん編著の本の中でこのように記されています。
社会がますます個人化され『ともに分かち合う』ことがしにくくなっているが、宗教的な表象を引き継ぎつつ、悲嘆を『ともに分かち合う』新たな形が求められている。切実な欲求である。
入江杏編著『悲しみとともにどう生きるか』集英社新書より
日本の伝統を踏まえつつ、現代の新たな弔いの形についてお話しいただきます。
今回のご講演の内容について、島薗先生からご案内が届いております。
喪われたいのちを思い、遺された者が悲嘆に暮れるのは今も昔も変わらないことでしょう。
とはいえ、死者を弔い、死者を偲ぶ形は大きく変化してきています。
伝統的な通夜や葬儀、その後の仏事やお盆、墓参は簡略化したり省かれることもあり、参加者も少なくなっています。かわって新たな弔いの形が増えてきています。
一つの動向として、グリーフケアの集いが増してきていることがあります。
また、グリーフケア的な意味をもったアートも目立つようになってきています。
ところが、思い返してみると、歴史上、弔いの意味をもった芸術作品は少なくなかったのです。
集合的なグリーフケアの意味をもった作品も多々あります。
日本はグリーフケアの意味をもった芸術・芸能の伝統が豊かな国と言えます。
そんな文化伝統を思い起こしつつ、現代の新たな弔いの形とアートの力について考えてみたいと思います。
ハヤチネンダのンダ部onWEB #22
新たな弔いの形とアートの力——日本のグリーフケアの展開のなかで
案内人:島薗進さん(宗教学、死生学)
日 時 :2024年11月4日(月・休)13:00~14:30
*終了後15:00ころまで放課後倶楽部を予定
場 所 :オンライン(Zoomを予定)
*見逃し配信あります
参加費 :1,800円
2,500円(ご参加+応援)
3,000円(ご参加++応援)
*ハヤチネ山ノ上倶楽部の方はご招待します
*ンダ部の方には割引があります
*どちらもメールでご案内する割引コードをご利用ください
お申込み:Peatixのイベントページからお申込みください
参加方法:お申込み頂いた方へ当日の午前中に視聴URLをご案内いたします
イベントへのお申込みはこちら(Peatix)
https://ndabu-onweb-22.peatix.com/
案内人プロフィール
島薗進(しまぞの・すすむ)さん
専門は宗教学、死生学。1948年東京生まれ。
上智大学グリーフケア研究所客員研究員、東京大学名誉教授。大正大学客員教授、龍谷大学客員教授、曹洞宗総合研究所講師、NPO東京自由大学学長。
日本宗教学会元会長。宗教理論の研究、日本宗教史の研究、死生学、公共哲学、生命倫理などを研究領域とする。
日本宗教学会賞、湯浅賞、朝日賞を受賞。
著書
- 『宗教学の名著30』(ちくま新書)
- 『いのちの始まりの生命倫理』(春秋社)
- 『スピリチュアリティの興隆』(岩波書店)
- 『国家神道と日本人』(岩波新書)
- 『日本仏教の社会倫理』(岩波現代文庫)
- 『日本人の死生観を読む』(朝日選書)
- 『宗教を物語でほどく』(NHK出版新書)
- 『いのちを“つくって”もいいですか?』(NHK出版)
- 『ともに悲嘆を生きる』(朝日選書)
- 『教養としての神道』(東洋経済新報社)
- 『死生観を問う』(朝日選書)
- 『なぜ「救い」を求めるのか』(NHK出版)
他