【終了】山ノ上倶楽部特別回：新緑の森を馬たちとあるく「山上げ」のご案内（2023年5月26日〜28日）

2023年4月20日山ノ上倶楽部

【5月31日追記】無事、今年も馬たちは高原に上がりました。ご参加下さった皆さま、ありがとうございました！秋、馬たちを里に下げる「山下げ」は10月27日〜29日を予定しています。今回参加参加が叶わなかった方はぜひ早めにお申し込みください。

毎年の恒例行事、クイーンズメドウの馬たちを荒川高原にあげる「山あげ」に同行させてもらう、山ノ上倶楽部特別回のご案内です。

クイーンズメドウの「山上げ」

ハヤチネンダの活動拠点である岩手県遠野市の馬飼いたちの中には、夏の間に馬たちを高原へ放し、冬になると里へ戻す「夏山冬里」という伝統的な馬との暮らしが残っています。

私たちの事業パートナーであるクイーンズメドウでは、2015年ごろから、高原へ馬たちを連れていく時、そして里へ戻す時に馬運車を使うのではなく、その道中を馬たちと一緒に歩いて過ごすということをしています。今年もそんな彼らの「山あげ」に参加させてもらいます。

クイーンズメドウから高原までの13kmの道のりを、人よりやや早く歩く馬たちと、少しづつ息を合わせていく。

「あ、ちょっと焦ったかな？」
「おっと、道草を食おうとしている？」
「いち、に、いち、に…。」

だんだんと頭ではなく、体で瞬間瞬間を捉え始める山上げのひと時は、瞑想にも似た体験に思えます。緊張感もあり、でも不思議と群れの中にいる安心感もある。言葉にすることが難しいのですが、参加したそれぞれのメンバーにギフトが渡されるような時間です。

休憩ポイントでは、地元のお母さんが作ってくれた郷土料理の煮しめを。これがまた絶品のなんのって。

高原につくと、馬たちは一斉に走り出して他の馬と合流していきます。その開放感たるや、見ているこちらのココロもいっしょに連れて行ってくれるようで、何度でも思い出せる美しく力強い景観です。　

今年は荒川駒形神社の例大祭にも参加します

ところで今年の山上げは、なんと私たちの氏神神社・荒川駒形神社の例大祭の日と重なりました。荒川駒形神社は、馬の神様を祀っている遠野の中でも由緒正しい神社です。そこで、今年は高原に馬たちを上げる前、二日目に、集まったみなさまとともに例大祭に参加させていただきます。

この地、この場所で、何十年、何百年と繰り返されてきた馬と人との営みに触れ、
その翌日に馬たちと共に高原を目指します。なかなかないスペシャルなタイミングに、みなさまのお越しを、お待ちしております。